「四季が織りなす学生たちの住まい」

今回の計画地は、「仙台市広瀬川を守る条例」に該当している敷地です。

目の前に建つ分譲マンションで広瀬川には、全く面していませんが、

その条例の主旨を理解し敷地や建物の計画に取り入れました。

計画に際しては、ワンルームにありがちな細長い間取りを避け、

一住居約5m×5mの正方形の中に間取りを組み入れました。

その部屋は、必ずプライベートな前庭と一体となるように配置しました

また、廊下という概念を捨てて、石を貼り、小石を散りばめ、所々に植栽を配し、

あたかも自然の中の小道を歩いて、自分の住まいに入るような感覚に成ります。

周辺の環境への配慮の為、木の塀や自然の石、植栽(特に私のお気に入りのジューンベリー)を施し、

駐車場には、枕木と芝生というようにあくまでも自然の素材で演出しました。

入居する学生達の豊かな学園生活を、自然あふれる住まいの視点からサポートし、

周辺の住民の今までの生活環境にも配慮し「四季を織りなす環境」を楽しんで頂きたいと思います。